こんにちは♡心春です。
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
『死後の世界』について考えた事はありますか?
脳外科医エベン・アレグザンダーの臨死体験に関するTVを見て、高校生の頃意識を失ったときに見た世界に似ている部分がある事から、『死後の世界』の存在を信じるようになりました。
しかし、つい最近気絶した時にはなんの記憶もなかった事から、死後の世界を信じる気持ちが揺らぐようになりました。
その後祖父が亡くなり、死後の世界と呼ばれるものは、残された者それぞれの中に存在し続ける世界の事だと思うようになりました。
天国へと旅立って行った愛する大切な人達にいつかまた会いたくて、どうしても死後の世界はあると思いたくなってしまいました。
そこで私は改めて、エベン・アレグザンダー医師の臨死体験について検索しました。
エベン・アレグザンダー医師は『プルーフ・オブ・ヘブン』という自身の臨死体験で見た死後の世界について書いた本を出していたので、読んでみました。
長くなってしまったので、前編と後編で分けました。
エベン・アレグザンダー医師について
エベン・アレグザンダー医師は、科学に自分を捧げて生きてきた人間でした。肉体や脳の死は、命の終わりを意味する事とし、死後の世界は妄想の世界だと考えていて、少しも信じていませんでした。
エベン医師は養子として育ってきました。エベン医師は長男に言われたことをきっかけに、実の両親と連絡をとろうとしました。エベン医師には血のつながった妹が2人がいることが分かりましたが、そのうちの1人は他界していました。
54歳のときに、成人では極めて稀である大腸菌による髄膜炎(細菌性髄膜炎)にかかり、生死をさまよいました。
生死をさまよっている時に臨死体験をします。その臨死体験から、『脳や肉体の死が命の終わりを意味するわけではない』と思うようになります。
エベン医師を襲った細菌性髄膜炎
エベン医師は倒れる1週間前にインフルエンザにかかっていました。
倒れる前日には、背中に鈍い痛みを感じていて、インフルエンザの治りが悪いなと少しだけ気にしていたようです。
激しい頭痛と背部痛から始まり、だんだん意識が薄れ、ついに意識がなくなり、体は激しく痙攣し、眼球はぐるぐる揺れ動き、救急車で運ばれました。
症状から見るに、当初から髄膜炎(ずいまくえん)が疑われていました。
成人がかかる髄膜炎はほとんどがウイルス性のものですが、エベン医師の髄膜炎は大腸菌という細菌性による極めて稀な髄膜炎でした。
成人が細菌性髄膜炎にかかる場合、免疫不全ウイルスや、エイズによる免疫不全などハッキリとした要因があるものですが、エベン医師にはそのような要因は見付かりませんでした。
脊柱や頭蓋骨に穴を開けたとしても、大腸菌が脳脊髄腔(のうせきずいこう)に入り込む事は極めて低いとされているのですが、エベン医師は脊柱や頭蓋骨に穴を開けるような手術もしていませんでした。
つまりエベン医師は実質的に不可能な病気にかかっていたそうです。
激しい発作によって、2時間に渡って叫んだり、唸り声をあげていましたが、『ゴッド・ヘルプ・ミー!(神様助けて)』と叫んだのを最後に無反応になり、7日間の昏睡状態となります。
エベン医師のみた死後の世界
肉体、時間、言葉、感情、論理…そういった概念のない世界で、まるで生命が誕生したばかりの段階のような存在。
そこに存在しているが、自分がエベン・アレグザンダーだという記憶や、認識はない。
自分が何であるか分からないし、それに対しての興味もない。
ミミズの目の世界
泥の中のような、子宮の中のような、視界のきく闇。モグラかミミズの目になったかのように、子宮の血管・木の根のように見えるものを眺めていた。
心臓の鼓動・金属がぶつかり合うような、リズミカルな音が響いている。
死を連想させる、血なまぐさい不快なにおい。
泥の中から奇妙な生物が飛び出してきては、土の中に戻っていく。
回転する光体
初めて聞く、とても美しい“生きた”音色
回転しながら放射する、金色がかったまぶしい光の筋。その光の中に別の空間があることに気が付くと・・・エベン医師は猛烈なスピードで上昇し、そこをくぐり抜けた。
ゲートウェイの世界
飛びながら見えるのは、青々とした田園風景・・・野原、小川などがあり、人々が楽しそうに歌って踊っている。人々の服は、緑や花のような美しい色合いをしている。
とても美しく、心地が良く、どこか懐かしい・・・まさに夢のような世界。
蝶の羽に乗った、美しい女性に出会い『あなたは、永遠に深く愛されています。恐れることはありません。色々なものを見せてあげますが、いつかはお帰りいただきます』というようなメッセージを送られる。
後に、この美しい女性が、亡くなった妹だという事が判明する。
コアの世界
『コアの世界』はとても深くて難しく、うまく要約・説明できる自信がありません(´;ω;`)
図にしてみると、こんな感じでしょうか・・・
一面に広がる雲の上にいる。天使を連想させるような、キラキラと光る光の球。
天使たちが喜びを表現している、大音響の聖歌のような音。
見えるもの・聞こえるものなどの区別がなく・・・全てがその周囲の一部として存在している。
エベン医師が何か問いかけると、光と色と美が一体になって爆発して、瞬時にこたえてくれる。
先へ進むと、果てしない闇なのに、なぜか光で満ち溢れた空間に入った。
ゲートウェイで出会った女性が、オーブ(光の球)となり、案内をするためにエベンの側にいた。
ここでのエベン医師は、例えると子宮の中の胎児。胎盤はオーブ。子宮・母親に当たるものが、宇宙・神・創造主・根源であった。
オームはオーブを通してエベンに語りかけてくる。
神(オーム)は無限に広大であり、とても間近に感じることができた。オームは全知全能であり、無私の愛で溢れていて、言葉では言い表すことができない存在であることをしる。
ミミズの目の世界~コアの世界を自由に行き来する
自分の意思で上昇していく事も、下降していくことも出来るようになっていた。
何度も行き来する度に、さらに深いところに入っていき、多くの事を学んだ。
あらゆる事の基本は『愛』であると。
上層界への門が閉ざされる
何度目かに上昇していると、もうそこへは入れなくなっていた。表現のしようのない悲しみを感じながら、下降していく・・・。
下降している途中で、祈りをささげている人のシルエットを見る。
この人たちは実際にエベン医師の為に祈っていた。
さらに下降を続けると、それまでは泡のようにして動物の顔が現れていたが、この時はさまざまな人間の顔になっていて、何かを喋っていた。
エベン医師は『大切な・・・』という感覚はあったが、誰なのか認識は出来なかった。
悲しい顔をした6人目の顔が現れたとき、エベン医師は力強く引かれた。その時、雷が落ちたような衝撃を受けた。自分には愛する存在がいるという事を思い出した。戻らなければならないと強く感じた。
悲しい顔をした6人目の顔は、エベン医師の息子だった。
こうしてエベン医師は死後の世界を旅して、戻ってきました。
後編はこちらです♡
この『プルーフ・オブ・ヘブン』の中に、乳がんで33歳という若さで余命宣告をされた女性が、天国へ旅立つ直前に旦那様へ読まれた印象深い詩が載っていました。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。