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知らないと怖い!漢方の甘草による重度の副作用『偽アルドステロン症』

  • 2019年7月21日
  • 2022年1月31日
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こんにちは♡こはるです。

 

漢方は効き目が穏やか・・・

漢方には副作用が少ない・・・

という話を聞いた事がありますか?

 

私はネット上でそのような情報をたくさん見てきました。

 

そのため『薬を飲むのは嫌だけど、漢方だったら良い』という考えが、いつのまにか私には定着していました。

 

私と同じような考え方をしている方って、結構いるのでは?と思っています。

 

漢方はドラッグストアで手軽に手に入るものが沢山あります。

これから漢方を飲もうか考え中の方、現在自分の判断で飲んでいる方は、漢方による副作用について知っておいた方がいいです。

 

薬は嫌だけど漢方なら良い・・・その考え方を改めるべきだと思わされる怖い経験をしました。

 

多くの漢方に配合されている甘草(カンゾウ)による怖い副作用の偽アルドステロン症を知っていますか?

 

私が経験した偽アルドステロン症について書いた記事▼

関連記事

こんにちは♡こはるです。   先日、多くの漢方に含まれている甘草による副作用、偽アルドステロン症について書きました▼ [sitecard subtitle=関連記事 url=https://koharu-happy-days.com[…]

 

  • 偽アルドステロン症・低カリウム血症
  • 漢方にも副作用がある
  • 自己判断で飲み始めない
  • 体面積の小さい人・持病がある人は要注意

 

偽アルドステロン症とは

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偽アルドステロン症とは、7割の漢方に配合されているとされる甘草(カンゾウ)の成分=グリチルリチンが原因となって引き起こされる症状

 

  • 血液検査で低カリウムが認められる
  • むくみ
  • 手足の脱力感・しびれ
  • 動悸
  • のどの渇き(口渇感)
  • 血圧上昇
  • 体重増加
  • 頻尿または出なくなる  などなど
 

甘草の主成分のグリチルリチンは、美容に関心がある方は知っているかもしれません。グリチルリチン酸ジカリウムと似たようなものです。

 

グリチルリチン酸は炎症を抑える効果=抗炎症作用があるとされていて、様々な薬に配合されています。

 

薬以外にも調味料などの食品、化粧品や洗眼液など様々な製品に使われています。

 

医薬品 登録販売者DX

偽アルドステロン症に関する内容は超頻出グリチルリチン酸、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸は、カンゾウ(甘草)…

 

化粧品などの有効成分の所にグリチルリチン酸ジカリウムが書かれているのをよく目にします。

 

甘草の主成分であるグリチルリチンを摂取しすぎると、偽アルドステロン症
になりやすくなってしまうのですが、様々な製品にグリチルリチンが含まれ
ているので、知らぬ間に大量摂取になってしまうということがあります。

 

甘草を含む漢方を飲むときは、グリチルリチンの総摂取量に注意する必要があります。

 

難しい発生メカニズムなど詳しいことはこちらに書いてあります。▼

 

こちらのレポートは漢方を服用する患者さんに向けて書かれていて、とても分かりやすく解説されています。▼
https://www.pmda.go.jp/files/000144115.pdf

 

漢方の効果はすごい!

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漢方は効き目が穏やか・・・という事を聞いたことがある人は結構いるかと思います。

言葉のとらえ方の問題でしょうか。

 

効き目が穏やかと言われると、まるで副作用がないように思ってしまいませんか?

 

でも正しくはジワジワと体内に働きかけていき、効果を発揮してくるというのが合っているのかなと思います。

 

漢方を飲むと、不快だった症状がいつの間にかなくなっていることに気が付いたりするのはそのためでしょう。

 

穏やか・・・と言いつつ、しっかり体に働きかけます。

 

漢方は、じわじわと働きかけながらも、それなりの強さで体に作用してきます。

なので、副作用が現れるときも、軽度の症状からじわじわと現れ、気が付けばそれなりの強さの副作用として現れる場合があるいうことだと思います。

 

自分の判断で漢方を飲み始めるのは注意が必要

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漢方は東洋医学での中心的な治療法の1つです。

私は以前、漢方の効果に感動して興味を持ち、この東洋医学の本を読みました。▼

 

・・・医学と付くだけあり、すごく難しいです。

1度や2度読んだ程度では理解したり、覚えることは難しいです。

 

日本での医療の基本は西洋医学ですが、東洋医学も一緒に組み込めば、もっともっと良い医療が出来そうなのにな・・・と感じました。

 

あ、ちょっと話が逸れました💦

 

漢方はそれぞれの体質や証(しょう)に合わせて処方されます。

 

患者の体を診察して様々な理論を用いて得られた、体の状態を示す総合評価のこと

 

漢方を処方するときには、証と言われる体の状態の評価を見極めること(=診断)がとても重要になっています

 

その証の診断を間違えると、漢方で期待する効果が十分に発揮されません。

その逆もあり、症状が改善するどころか、悪化してしまう事もあります。

 

そんな難しくて重要な証(体質)の見極めを、素人が自己診断することは、かなり難しいことだと思います。

 

東洋医学を理解するのはとても難しいのに、漢方はドラッグストアで簡単に手に入れることが出来てしまいます。

 

私の経験談でもありますが、自分の治したい症状が書いてあるから・・・という理由だけで飲んでしまう人がほとんどではないでしょうか。それはとても危険なことだと思いました。

 

漢方の取り入れ方は、きちんと医療関係者、漢方薬局など専門の人に相談してから飲むことが大切です

 

体表面積の小さい人・持病がある人は特に注意

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高血圧、糖尿病、心疾患などの持病があると副作用が出やすいようです。

持病の薬との飲み合わせの関係もあるので、漢方を飲む際はかかりつけの先生と相談する必要があります。

 

  • 体が小さい人
  • 体重の軽い人

 

一般的な薬でも、大人と子供で処方される薬の量が違うように、漢方でも大人と子供では処方が変わってきます。

 

体面積の小さい人は、標準的な人と比べて、偽アルドステロン症などの副作用が出やすいそうです。

 

女性(男性の2倍)や低身長・低体重で体表面積の小さい人、高齢者に生じやすく、利尿剤やインスリン使用患者では低カリウム血症を起こしやすく、重篤化しやすいので注意が必要です

【新連載】38.漢方薬の副作用 – 全日本民医連より引用

 

大人とはどのような人を想定しているか

 一般的に市販薬の説明には『○○歳以上は~』などと年齢についてが書かれています。その理由は肝機能の成長度合が関係しているとの事です。

 

つまり、15歳になると一般的には大人とほぼ同じ程度に肝機能が発達するので、大人と同量の薬を飲んでもよいということになっています。

ちゃんと理由があったんだ!どうして市販薬は『15歳以上』が基本なの – grape [グレイプ]より引用

 

同じ大人でも身長や体重はバラバラですよね。全ての大人が同じ量でもいいのか気になるところですが、薬や漢方を服用する際の体格に関する注意書きは見たことがありません。

 

というより私は、市販の漢方薬を飲んで副作用が出るまで、体格差によっての服用の仕方など気にかけたことがありませんでした。

 

漢方を含め、市販薬を飲むときに、体格について気にしたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

小児科では体重を聞かれたりしますが、大人になると聞かれない事の方が多いですよね。

色々と調べている時に、大人とは体重50キロを想定していると書かれた記事を目にしたりしました。

 

漢方の副作用とその症状

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漢方で副作用が起きるのは、甘草(カンゾウ)だけではありません。

ほかにも、オウゴン、ケイヒ、トウキなどにも副作用があります。

 

症状も、偽アルドステロン症だけではありません。

アレルギー、肝機能障害、間質性肺炎など怖い副作用がでる漢方もあります。

 

小柴胡湯(しょうさいことう)という漢方では、2000年までに41人の死亡例が報告されているそうです。

ビジネスジャーナル/Business Journal | ビジネスの本音に迫る

ある週刊誌で漢方についてセンセーショナルな記事が出た。漢方の副作用の記事である。そのなかでも、小柴胡湯は2000年までに…

 

漢方の副作用は、飲み始めてすぐに出る人もいれば、長期服用で出る人もいるとの事です。自分の体調の変化に意識を向けて、少しでもおかしいなと感じたら、診察を受けましょう。

 

自分の体は自分で守る

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市販の漢方薬を『自分の症状に合っているから』『薬よりは良さそう』という安易な気持ちで飲み始めるのは、おすすめしません。

 

かかりつけ医、薬剤師や専門家に相談する事が大切です。

 

でも、これも私の経験談から思う事があります。

 

西洋医学の薬、東洋医学の漢方も重い副作用が出ること自体がまれです。

 

お医者さんや専門家でも、『そういうことはまれだから心配ないよ』と言われることが多いかもしれません。

 

実際私もかかりつけ医には、漢方の桂枝加竜骨牡蠣湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)を服用している事を伝えていましたが『はいはーい、そうなのねー』とさらりと聞き流されていました。

 

まれだから・・・と言われても、実際自分の身に、まれに起こる重い副作用が出てしまったら・・・その時点で、もうまれだとは思えなくなります。

 

相談することはとても大切です。でも、相談したからと言って『安全』が保障されるわけではありません。

 

体質は人それぞれで違うので、お医者さんでも分からない部分があります。

症状が出て、初めて分かることもあります。

 

偽アルドステロン症の私の経験談▼

関連記事

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あくまでも自分の体は自分で守るという考えを持つことが大切です。

自分の体に意識を向けて、異変が起きたら気付けるようにしておくことも大切だと思います。

 

おわりに

 

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怖いことをたくさん書いてきてしまいましたが、漢方は上手に使えば、とても優れた治療法だと思います。

 

漢方を飲むときは、知識として副作用、アレルギー等があることを知っておくだけで、いざという時の対応の仕方が変わってくると思います。

 

上手に取り入れていきましょう。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

 

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