仙台の2歳児放置死のニュースに思うこと

  • 2019年7月3日
  • 2019年11月6日
  • 子育て
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幼い子が亡くなってしまうニュースはとても悲しいです。まだ2歳の小さな女の子が、一人ぼっちで、どんな思いで過ごしていた事か。可哀そうで可哀そうで言葉になりません。

 

母親は『子育てに疲れて一人になりたかった』と容疑を認めているとの事。

 

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子育てに疲れて、一人になりたい・・・きっと子供を育てているひと誰もが1度は思ったことがある気持ちだと思います。

 

どうしてこの母親は、最愛であるはずの子供を放置して死なせてしまうまでに至ってしまったのか、私なりに考えてみました。

 

 

こうあるべきを押し付けられて子育てがしにくい時代

 

この事件で、子どもを放置した母親をかばう気は全くないです。

 

でも、どんなに深く愛している可愛い可愛い子供でも、『育児に疲れたから一人になりたい』という気持ちは、誰にでもありうる事だと思っています。

 

子育て中の親の誰もが、1度や2度どころではなく、何度も考えてしまった経験があるような気がします。

実際にそういう行動に出るか出ないかは、また別の問題ですが。

 

 

私は離婚、シングルマザーを経験しました。

私は生活のために昼間と夜に働いていたので、子供と過ごす時間が全然取れないことが、ものすごく苦しかったです。

 

子供と過ごす時間を何よりも大切にしたいと思っている私でも、連休が取れた時に『疲れた・・・1人になりたい。静かな部屋にいたい』と思ったことが何度もあります。

 

そういう時に、心の中の気持ちを吐き出すことが許される社会だったり、周りの事を気にせずに気軽に頼れる人や施設や支援サポートなどがあったら・・・

 

小さな命が悲しく終わってしまうことや、虐待される子が減るんじゃないかなと思っています。

 

今はなんでもかんでも批判されてしまう時代。『0か100』『こうあるべき』などを押し付けられてしまい。生きづらい世の中になっているなと感じます。

 

負の連鎖?虐待された経験のある親は子供を虐待するのか

 

ニュースを見て思い出しました。11年くらい前、私がまだ元旦那さんと婚姻中だった時の事です。

 

私よりも2つ年下で当時19歳くらいの友達、Sちゃんの子ども(2歳)を、よく預かっていました。Sちゃんは小さい頃に父を亡くしていて、母子家庭で育ちました。

物心ついた時には、母親が男と夜遊びに行っていて、ほとんど家にいなかったと言っていました。

 

 

遊んでる同年代の友達がうらやましい。

 

可愛く盛ってキャバで稼いでいる友達がうらやましい。

旦那ともうまくいっていない。ストレスがどんどん溜まっていく。

まじで虐待しそうになる。泣き止まない。

泣き止まないとどうしていいか分かんなくて、気が狂いそうになる。

母親に向いてないんだ。ひとりでいられない・・・

など、頻繁に電話で相談を受けていました。

電話の向こうで泣いてる子供の声が聞こえたりする日もありました。

 

Sちゃんの夫
嫁がやばい。俺には虐待としか思えない時もある。相談相手になってあげて欲しい

Sちゃんの精神状態、子供の事がかなり心配だったので『いつでもうちに来ていいよ。それとたまには友達と遊んで、気晴らしでもしてみたら?半日くらい預かってあげるよ』と伝えました。

 

最初は罪悪感があったみたいですが、1度私に預けてみると、どんどんエスカレートしていってしまいました。私は少し気晴らしをすれば、気分転換になるだろうと思って声をかけたつもりでした。

 

溜まりまくったストレスや不満が爆発したかのように、Sちゃんは旦那さんが夜勤の日に男の人と遊ぶようになってしまったり、夜遊びが続いたり。旦那さんに内緒でキャバクラで働き始めたり。

 

Sちゃんだって幼いころ、夜に一人ぼっちにされてその寂しさを分かっているはずなのに、同じようなことをしてしまうんですね・・・

 

虐待されて育った子は、自分の子供にも虐待してしまう負の連鎖』と言われている事が、全ての人に当てはまるとは思ってはいません。でも、Sちゃんの場合は当てはまってしまいました。

 

 

男の人と遊ばせるために子供を預かるつもりはなかったけど、何をしているのか分かってて何も言わない私も同罪だよな・・・預かると言ったことは間違いだったかもしれないと、罪悪感を感じるようになりました。

 

でももし、私がただSちゃんの話を聞くだけで子供を預かっていなかったら、どうなっていたか分かりません。我慢の糸が切れて虐待されていたかもしれない。

今回起きた事件のように、遊びに行っている間は、家に放置されていたと思う。

 

どうすることが正しいのか考えた時、『とにかく子供を守ること』だと思いました。

子供を守る事が1番。余計なことを考える必要はない。他の事は後で考えればいい。

 

ちなみにその友達は、その後離婚調停、親権争いをして、旦那さん側に親権・監護権が渡り、引き取られました。

 

1番大切なことは子供の命を守ってあげる事

 

ストレスがたまって、そのイライラモヤモヤしたものを子供にぶつけてしまうくらいなら、自分のやりたいことをしたらいいと思います。

 

遊びたいのなら、親になってからでも、託児所や信頼できる誰かに預けて遊んでもいいと思います。

 

疲れて一人になりたいと思うなら、信頼できる人に預けて一人になったらいいと思います。

 

ほんの少し、数時間、数日育児から離れてみることで、子供が恋しくなったり、気分転換になるかもしれません。

 

子育て中の親が息抜きをすることを許してくれる世の中になったら、悲しいニュースが減るような気がします。

 

今の時代は、子育て中の親に対して厳しく冷たすぎます。すぐにネット上に批判や暴言が飛び交います。子育てを経験したことない方からの理想論をぶつけるようなバッシングも多いような気がします。

 

昔は・・・と昔と比較しないでもらいたい。

 

息抜きをしてみても、育てる気持ちや自信が復活してこなかったら、施設に入れるなりして、『いつも親でいる』ということをやめてもいいと思う。

 

 

シングルマザーの頃に託児所に置き去りにされた子供を見たことがあります。泣きじゃくり続けて顔はパンパンにむくみ、服は涙と汗とよだれでグショグショ。玄関が開くたびにドアの方へ駆け寄る。言葉になりません。見ていて胸が張り裂けそうでした。

 

子供はどんなことがあっても親と一緒にいたいだろうし、どんな親であっても、親の事が大好きな子が多いと思う。もちろんすべての子がそうであるとは限らないけど。

 

でも『親でいられない人』と一緒にいたら、悲しい結果になってしまう。難しいです。

1番大切なことは、子供の命を守ってあげること。不要な命なんてない。

 

思いやりと柔軟な考え方が必要

 

世の中のほとんどの親が、ストレスを抱えつつ、奮闘しながら一生懸命大切な子供を育てていると思います。虐待をしたり、死なせてしまう親はごく一部の人。

 

奮闘しながら育児をやっていける人もいれば、できない人もいる。

ほとんどの人が最初から、『育児ができない・向いていない人』のほうに入るだなんて思わないでしょう。

 

悲しいニュースが起きてから親に対してネット上で攻撃しても、何も解決しません

悲しいニュースが起きてしまう前に防げる世の中になってほしいと願います。

 

そのためにまず必要なことは、『思いやり・柔軟な考え』だと思います。

悲しいニュースがなくなることを心から願っています。

 

亡くなってしまった小さな命のご冥福をお祈りいたします。

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